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動物と触れあって、ほっこり幸せなひと時を過ごす。
気軽に癒やしの時間を満喫できるのが魅力の「動物カフェ」だが、中国でも日本同様にドワーフウサギやチンチラ、ミーアキャット、アルパカなどの「珍しい動物」が主役の店がSNS上で話題となっている。
中国のSNS「小紅書(Red)」には、「珍しい動物カフェ」を紹介する記事があふれている。
上海の路地裏にひっそりとたたずむ「兎月屋」。この店で大人気なのは貴重なドワーフウサギとミーアキャットたちだ。
SNSで知った動物好きが次々と訪れ、癒やしのひとときを楽しんでいる。
訪れた人たちからは「とてもおとなしい」と好評だそうだ。
中でも、「キャプテンアメリカ」という名前が付けられている黄金色のドワーフウサギは、2万元(約40万円)の価値があるそうで、中国で有名な芸能人の欧陽娜娜さんとCM撮影をしたことがあるという。
「兎月屋」は時間当たりの基本料金は不要。
ドリンクやフードを注文する形式で、この夏はスイカとミルクを使った限定販売のかき氷「菊次郎の夏」が人気だったそうだ。
また、眺めるだけでなく、1人当たり30元(約600円)で「ウサギ撫で」という触れあい体験もできる。
ただ、お店の売り上げはそれほど多くはないという。
こうした「珍しい動物カフェ」は、中国では飲食代の売り上げ以外でお金を稼ぐことも…。
店舗に隣接したペット専門店で、数千元(約2万円)から数万元(約20万円)の高価なドワーフウサギを販売しているケース多いという。
上海の別の店「かわいいウサギの楽園」でも、ドワーフウサギや垂れ耳ウサギ、ドッジウサギの販売もしている。
中国の統計資料「一人暮らし時代、独身者経済の発展に注目」によると、「1990年代以降生まれの世代」では、一人暮らしの7割以上がペットを飼っていて、2023年までに、ペット経済市場の規模は6000億元(約12兆64億円)近くになると推定される。
「珍しい動物」が人気となる中、密輸や外来種の繁殖などが後を絶たない。
2021年に北京野生動物保護繁殖センターが通報を受け救助した動物のほぼ5分の1を外来種が占めた。
法的根拠がなく、検疫や伝染病予防がないため、これらの外来種は病原性微生物や寄生虫を運んだり、生物学的侵入を形成したりするリスクがある。
北京師範大学で生命科学を教えている鄧文洪教授は「生物学的侵入種は間違いなく在来種に影響を与えるが、これらの影響のほとんどはマイナスだ。これらのマイナスの影響により、外来種がスケールを形成すると、その結果は想像を絶するものになる」と警告を鳴らしている。
(c)CNS/JCM/AFPBB News
※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。
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